入試Python

高等学校情報ⅠにおけるPythonプログラミング

このサイトでは、高校生が共通テストの情報Ⅰの受験のために学ぶPythonプログラミングの紹介をします。

なんというタイトルにするかいろいろと悩んだのですが、とりあえずこのタイトルにしました。いい案があったら変更しますが当面このタイトルで行こうと考えています。

変なタイトルですが。。。要は、入試に重点を置いたPythonの勉強法を考えましょうということです。

プログラミング言語Python

Pythonは最新の計算機科学の成果を取り入れたとても強力で魅力的なプログラミング言語で、大学でも様々な学部、学科で使用されています。最近のAIのソフトウェアや数学を駆使した先端的で大規模なソフトウェアには、ほぼといっていいほどPythonが使用されています。また、ちょっと気の利いた小規模なソフトウェアにもPythonがよく利用されています。このため、高校でPythonを学べば、大学でのプログラミング系の授業や勉強にスムーズに接続することができます。また将来的には、社会人として様々な業務でもPythonを使用して情報処理の効率化や高度化を図ることができるようになるため、中学や高校でのPythonの選択はとても良い考えだと思います。

しかしながら、Pythonはプログラミング言語として他のプログラミング言語と比較して強力すぎる点が多々あります。一方で、共通テストのプログラミングの試験は、基本的なプログラミング言語の使用法を勉強すれば解答できるようにという基本方針で、多くのプログラミング言語の共通機能(ある意味古典的な計算機能)を対象に試験を行うことになっています。

Pythonで、Pythonらしい現代的なプログラミング手法を勉強すれば、大学や社会でも通用する知識や技能が得られることになります。しかしながら、そのプログラミング手法は、共通テストの試験が想定するプログラミング言語の共通機能とは異なる場合が多くあります。このため、PythonでPythonらしいプログラミング手法のみを勉強した場合、最悪の場合共通テストの問題が解けないことになってしまいます。

共通テストを意識したPythonプログラミング

この様な状況だと、Pythonの現代的な機能を学んだ上で、入試に対応したプログラミング手法を学ぶことが望ましいのでしょうが、情報Ⅰでプログラミングの学習に割ける授業時間はあまりにも少なすぎるため、現実問題としては、Pythonらしいプログラミングと、入試問題に対応できるプログラミングを勉強するという、二兎を追う愚を犯さないようにしなければならないと考えます。

そこでこの教材では、少し残念な気がしますが、現代的なPythonの機能の使用にこだわらず、少し古臭いけれども、他のプログラミング言語と共通性の高い手法を用いて、プログラミングの勉強をすることに重点を置いています。

Pythonを知っている人にわかる表現をすると、リストの配列的用法のみに限定したプログラミング手法に重点を置いた学習法を取るということになります。

ただし、興味のある人には、Pythonの現代的な機能の紹介も行い、入試の制約に縛られない勉強ができるように配慮しようと考えています。